海上コンテナ輸送管理システムの開発

ドレー依頼書から配車票に転記、それをまた作業指示書に転記する。本船名は英文字、 B/L番号や海上コンテナ番号は長たらしく間違えやすい。大口注文など海上コンテナ毎に配車を書くのは大変な作業だ。

「ドレー依頼書」は予め登録された、得意先、本船名、作業場所がプルダウンメニューで表示され、 必要な項目を選択するだけで、また大口受注の場合は海上コンテナ番号を打ち込むだけです。
配車画面の表に運転士名、傭車会社を指定すれば配車一覧表から作業指示書まで一貫して作成されます。
例えば日程が数日にわたるときは、「積置」までと指示することも可能です。
運賃が決められている場合は搬出場所、搬入場所を打ち込んだ時に自動計算されます。

「つきあわせ画面」が用意されており、当日の配車の状況が表示され、1本の海上コンテナ作業をデジタル区分しています。
Aが搬出から積置まで、Bが積置、配達、搬入までの作業をした場合は、2人の作業として自動的に記録されます。 また、完了していない作業の工程を一覧でチェックすることができます。例えば、次の作業日を指定することで、繰越作業が指定された日の配車計画に再配車されます。

運転士の売上げ計算は事務処理負担の大きな要因です。海上コンテナ1本を最後まで1人で作業した場合は問題ありませんが、輸出入の「積置」や「台切」などの作業工程ごとによって複数の運転士が作業した場合、 その売上げ配分計算が自動処理されることで事務負担が大幅に軽減されます。

1本の海上コンテナについて誰がどの工程を作業したかが明確になり、売上が自動的に配分されることで煩雑な歩合給計算の必要がなくなり、一覧表で結果を確認できます。
（前述の「変更」を行った場合は、再計算されます。）

営業所が分散している場合、配車計画が非効率になりがちです。例えば、一箇所で集中管理をしていても、仕事をセンターに送るだけでは個々の営業所は具体的な配車計画を把握できないし、 運転士の売上げはどうなっているのか？得意先の売上はどうなっているのか？などのステイタス情報を双方から確認することができます。

「カイコン2.0」は社内LANや拠点間ネットワークでの利用にも対応可能です。 従ってどの拠点からでも、センターと同一画面を見たり操作が可能となります。 管理者の机上でも、営業所の担当者の机上でも。※通信回線容量制限有

「カイコン2.0」は、一連の処理を受注の入力から請求、管理データまで配車担当1人でこなせます。
(知的所有権特許出願中)